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概略[]
過去二度の世界大戦を経験したカガリとラクスは、二度と世界が戦火にまみれないように、統一地球圏連合という世界規模の統一政府を作った。
これにより世界各国はかつてのように二大陣営に分かれず、一同に会し共通のテーブルで話し合う場を得た。
しかし全ての問題が話し合いで解決できるわけではない。
もし加盟国同士が対立すれば、再び世界大戦の危機を招く恐れが依然残っていたのである。
そこで二人は統一地球圏連合自体に、強力な権限と巨大な戦力を持たせ、抑止力としようと考えたのである。 それが統一地球圏連合軍である。
オーブ軍、旧地球連合軍、旧ザフト軍を基幹に地上軍・宇宙軍の二つに編成。 その総兵力は約212万人。 モビルスーツ約12000機を数え、艦艇・航空機・車両はさらに多数を有する。
統一地球圏連合軍は各国から拠出された人材と資金を元に成り立っており、地球圏各地に基地や要塞を持っている。 ひとたび有事が起きれば、統一連合議会からの要請によって戦地に派遣される。
宇宙軍総司令官はムウ=ラ=フラガ大将
地上軍総司令官はレドニル=キサカ大将
なお各国はこれとは別に自国の軍隊をそれぞれに所有している。
統一地球圏連合軍の抱える問題[]
世界最強の軍隊ともいえる統一地球圏連合軍であるが、その内には様々な問題も抱えている。
ひとつは保有モビルスーツの問題である。
数こそ多いものの新鋭機の割合はそう多くなく、ウインダムやザク、ムラサメ等、前大戦で活躍した機体も多数現役で稼動している。 しかしこれらは性能的にはさほど問題はないものの、装備や整備などの互換性の点で問題が多々発生しているのが現状である。
したがって規格統一がなされた機種による装備更新が早急の課題となっており、そのために新たに開発された量産モビルスーツ、ルタンドの配備が現在急ピッチで進んでいる。
もうひとつの課題は派閥の問題である。
統一地球圏連合軍はオーブ軍、旧地球連合軍、旧ザフト軍を基幹にしている事は先述したが、これは同時に同じ軍の内部に違う出身の者達を抱える事を意味していた。
そのため統一地球圏連合軍は大きく二つの派閥に分かれてしまっている。 ひとつはオーブ・旧ザフト派、そして旧連合派である。
互いに過去二度に渡り敵味方に分かれて戦った経緯もあり、拭いがたい不信と対立を産む結果になってしまっている。
物語における役割[]
関連する出来事[]
関連する人物[]
- イエール=R=マルセイユ
- カリム=ジアード