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「ちょっと、シン」


コニールさんがシンさんの袖を引っ張って外に出て行ってしまいました。外で二人は何か言い合いになっているみたい。

言い合い…………

みんな、何しているんだろう?大きな爆発だったけど、みんな無事だったかな?考えてもわかるわけないじゃない。私、こんな海の真ん中にいるんだもん。

ああ、急に心細くなってきちゃった。お家に帰りたい。帰りたいよぉ……。

涙がちょっとあふれてきた。

悔しいな。

もう泣かないって、お父さんが亡くなった時に決めてたのに……。

悔しいな。

涙が止まらないよ。

ぽたぽたぽた。涙がほほを伝って手の甲に落ちていく。


お父さん、言ってたよね?人のためにがんばりなさいって。そうすれば、きっとお前も幸せになれるからって。

でも、でもね……。

今、私とっても悲しいんだ。お父さん。

とっても悲しいんだよ。


私、人のためにがんばってたはずなのに。ううん、みんな人のためにがんばってたはずなのに。

何でだろう?

何で、この人たちはあんなことしたんだろう?カガリ様は一生懸命やっているじゃない?みんなのためにあんなに一生懸命やっているじゃない?

なのになんで、あんなにひどいことするんだろう?

あんなに大きな爆発だもん。きっといっぱい人が死んじゃったと思う。死んじゃったんだよ?きっと死んじゃった人の何倍もの人が泣いてるんだ。

そう、泣いてるんだ。

そう思ったら、少し涙が止まった。その代わりふつふつと怒りが湧き上がってくる。

この人たち……許せない。許せないよ……。

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