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概略
リヴァイブのモビルスーツ整備士。カレッジ時代は機械工学を専攻していた。
元軍属で、かのアークエンジェルに乗ってCE71の大戦を経験。キラ=ヤマトとは親友の関係だったが疎遠になりまた元の関係に戻った。
戦後は機械技師として、他のアークエンジェルクルー同様オーブ連合首長国で静かに暮らしていた。
その後、当時オーブ連合首長国の一地方であったアメノミハシラに移住し、技師兼研究者として過ごしていたが、統一地球圏連合政府の弱者切捨てとも言える政策に異を唱え反統一地球圏連合レジスタンスの一つであったリヴァイブへと参加する。
自力ではないにしろ死線を何度も潜り抜けてきたことから一般の非戦闘員よりもかなり肝が据わっており、そのせいか無茶な要求も割とあっさり引き受ける。但しそれは決して安請け合いをしているのではなく、他人の命を預かるというメカニックの重要性を誰よりも強く認識した上で最善の結果を出せるという自信があるからである。
また、その経緯からか旧連合製、オーブ連合首長国製のモビルスーツに明るく、現行のモビルスーツの性能などもおおよそ把握している。
温和で勤勉な性格であり、常に努力している様子からメンバー内の信頼は厚い。あまり自己主張しないため影が薄いが彼に妥協の二文字は存在しない。それが美点であり欠点だろう。
現在はリヴァイブのチーフメカニックとして活動しており、常にオーバーワーク状態で作業をこなし続けている。中でもダストガンダムのメンテナンスは非常にデリケートであるにもかかわらず、パイロットであるシン=アスカはスペックをぎりぎり超えた扱いをするため、常にどこかが故障した状態になっている。その故障を常に文句を言いながらも可能な限り良い状態に持っていこうとする姿勢は、客観的に見て涙をさそう。
シゲト=ナラという将来有望な助手と共に、サイ=アーガイルは今日も寝る間も惜しんで作業に明け暮れる。